母からもらった瀬戸内寂聴さんの本・寂聴さんありがとう

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作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんが、2021年11月9日に逝去されました。99歳。
本当におつかれさまでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。

寂聴さんは、可愛らしい笑顔で、とても多くの人を励まし、生きる勇気を与えてくれました。
私もその一人です。

どうぞ安らかな眠りにつかれますように。

母からもらった瀬戸内寂聴さんの本4冊

2011年3月11日、東日本大震災が起きました。
私は福島県出身。家は大規模半壊。
福島県は原発事故も起き、避難指示が出されました。
「被ばくを避けるため、福島から出てー!逃げてー!」ってことです。
前代未聞。忘れられない日ですね。
長くなるので、その話はまた今度するとして。

そんなこんなで、色々あり、私は被災きっかけに、県外で生活することを決めました。そのとき、地元を離れる私に、母が渡してくれたものがあります。それが 瀬戸内寂聴さんの本でした。

辛いときのお守りにしなさい。
なんとかなるから。
そんな親心が伝わってきました…

瀬戸内寂聴さんの本を母が持っていたということは、母も寂聴さんに助けられ生きてんだな、と。
そして今は私が助けられています。
心が元気になる本ばかりです。

寂聴仏教塾 (集英社文庫)

第一章:人はなぜ悩むのか
第二章: 人間・釈迦の生涯
第三章: 生き方を変える「四つの真理」
第四章: 彼岸への細い道
第五章: 祈る心、信じる心
第六章: なぜ、人は拝礼するのか
第七章: 空の世界 般若心経入門
第八章: 「死後の世界」の大研究
終章:天台寺より

寂聴仏教塾 目次

なぜ人を好きになるほど苦しいのか?
なぜ生きていくことは、こんなに辛いことだらけなの?
前世、運命って存在するの?
人生のさまざまな悩みに寂聴さんがやさしく、分かりやすく答えれくれています。

生きることば あなたへ (光文社文庫)

  • わかれ
  • さびしさ
  • くるしみ
  • いのり
  • しあわせ

5つに分けて書かれていて、1ページごとに言葉がつづられているので、読みやすいです。
夜、眠れない時、疲れてて本を読むのがしんどい時、
パラパラめくって、目にとまったページを読むだけで、心がいやされます。

寂聴あおぞら説法 愛をあなたに~みちのく天台寺~ (光文社文庫)

最初に、2021年3月11日の東日本大震災で被災された方に対してのメッセージがかかれています。

この本のタイトルにもなっている「あおぞら説法」をご存じでしょうか。
みちのく岩手・二戸市にある古刹・天台寺で、青空のもと開かれる「あおぞら説法」というのをされていました。
友人を亡くした大学生、我が子を残し離婚した母親、金銭トラブルに悩む主婦・・・。それぞれの悩みに寂聴さんが明快に答えてくれました。境内を埋め尽くした多くの人は同じように不安を抱え、寂聴さんのことばで生きる活力を取り戻していたことでしょう。説法での、ユーモアあふれ愛のこもった一問一答の内容が、そのまま会話形式で載っています。

寂聴あおぞら説法 切に生きる ~みちのく天台寺~ (光文社文庫)

こちらも上の本と同じ、あおぞら説法です。
「切に生きる」というタイトルを読んだだけで、なんか心にうっと来るのは、情緒不安定な私だけでしょうか。
言葉にするのは簡単ですが、切に生きるって、どういうこと?
分かるような分からないような。
このページのように「人間は死ぬまでおばかちゃん」なのかもしれません。
なんだかクスっと笑えて元気できますね。

寂聴さんありがとう

寂聴さん、元気で幸せになる多くの言葉、明るい笑顔、今までありがとうございました。
そして、これからも、私やたくさんの人の心の中で、寂聴さんに支えらえて生きていくと思います。
本当にありがとうございました。

今まで頑張ってこられたすべての重荷を下ろし、
天国で安らかな眠りにつかれますように。

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